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ABCによる差別化

2021年01月18日

G cube partners の青野です。



新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


・・・って、もう半月も過ぎてますね。




2021年の私の第一回目は「ABCによる差別化」についてです。


いきなりABCって言われてもピンとこないですよね。
ある人はパレート分析を想起したり、またある人は活動基準原価計算を想起したり・・・。


でも、今回のABCは上記ではありません。

「当たり前のこと(A)を、馬鹿馬鹿しいくらい(B)、ちゃんとやる(C)」のABCです。

「なんだそれ・・・」っていう声が聞こえてきそうですね(笑)



「誰もがあやろうと思えば出来ることを、手を抜かず、気も抜かず、徹底的に馬鹿馬鹿しいくらいにちゃんと実行する」ということです。
これはなかなか簡単に出来ることではありませんよね。誰しも常に気持ちを切らさず、手も抜かず日々の当たり前のことを馬鹿馬鹿しいくらいにちゃんと実行し続けることは難しいと思います。


私は前職に入社してから今まで約27年間、主として運送業、倉庫業などの物流業の方々とのお付き合いさせていただいていますが、この「ABC」こそが自社の優位性を高めていくベースの一つになると思っています。

運送業であれば「安全・迅速・丁寧」、倉庫業であれば「間違えない(誤送)、無くさない(紛失)、壊さない(破損)、遅れない(延着)」をスローガンに掲げる会社さんが多いですが、このスローガンを実践していくためには「当たり前のこと(A)を、馬鹿馬鹿しいくらい(B)、ちゃんとやる(C)」が必要不可欠です。


自社のサービス内容のQ(品質)、C(コスト)、D(納期)を高めていくために諸々の取り組みをされていると思います。今までに数多くの会社さんで業務改善、品質・生産性向上の取り組みをお手伝いしてきましたが、取り組み内容、テーマについては各社、そう大差はありません。

※もちろん取り組み内容の抜け漏れがあると成果が出ませんので、そこは抜け漏れが無いようにしっかりとお手伝いしています。



取り組みテーマ、進め方は間違っていない中で取り組み内容の成果、結果に差が出るのは、まさにこの「当たり前のこと(A)を、馬鹿馬鹿しいくらい(B)、ちゃんとやる(C)」度合い、レベルの差であると言っても過言ではないと思います。

また日常の活動の中で社内の一人一人が、どのくらいこの「ABC」の意識を持ち、小さなことにおいても実行しているかがその会社の強み、差別化ポイントに関わってくると思います。

「まぁ、いいか」とか「決まり事だけど実施状況は形だけ・・・」ということが常態化していると自社の永続的な存続は危ういでしょう。
これは組織は「トップで99.9%が決まる」と言われている通り社長を含むマネジメント側の意識の問題で、社長、部門管理者が率先して「ABC」に取り組むこと、そして、根気よく社内の一人一人への意識づけと実施フォローをしていくことが必要です。


自社を勝ち組にしていくためには

①戦略の優位性による差別化 ②卓越した戦術による差別化、そして、③この「ABC」の徹底による戦闘レベルの差別化のすべてが必要なのは言うまでもありません。
どれも大切なことですが、②③の組み合わせによって強い現場を醸成していくことが企業の永続性を担保する一つの大きな要素だと思います。


年頭にあたり今一度、自社の戦略(注力すべき分野、領域)の見直し・絞り込みと、戦術(実行方法、ビジネスモデル)の確認、見直し、そして、戦闘レベルのABC実施度合いの確認と再徹底を行うことをお勧めします。


強い会社、永続性のある会社は社長がちゃんと「経営」をしています。
しっかりとした会社、組織は一朝一夕には出来ないですが、これからも私は愚直に、真摯にやるべきことをしっかりとやっていく会社づくりのお手伝いをしていきたいと思っています。



良い会社を創っていきましょう!




〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜




今回はここまで。




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