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ゆとり世代・さとり世代・つくし世代がモチベーションが上がるには

2020年08月31日

ジーキューブパートナーズの島田です。


前回のコラムでは若い世代にとってのイヤな上司・理想の上司の特徴について挙げました。

今回のコラムでは、どうすれば若い世代がやる気を出てくるのかについてお伝えします。



仕事に対してのやる気は、取り組んでいる仕事に「やりがい」を感じた時に出てきます。


今の若手の世代は、お金が欲しいわけでもない、贅沢な良い暮らしがしたいわけでもない、欲しい車があるわけでもない、時計がほしいわけでもない、今のままで十分、自分を犠牲にしてまで頑張る必要がないという特徴があると言われています。(あくまでも全体的な傾向であり、全員がそうだと言うわけではないです。念のため。)

しかし逆に、仕事内容に対してやりがいを認識し、スイッチが入れば期待以上の成果を出します。



では、どうすれば良いか。

一般的に、仕事に対してやる気が向上し、モチベーションが上がるためには以下の7つの要素があると言われています。


①仕事に対する意味付けができた時

・携わっている仕事そのものに興味がある

・今後自分が成長するという可能性が感じられる

・この乗り越えたら確実に成長すると見込めている

・やっている仕事が自分の持っている能力を活かせられる

・仕事と将来の夢が結びつけられる

・仕事内容が世の中に対してどのような良い影響があるのか見える

・この仕事を通じて将来いくら稼げるようになる

といったように、その仕事に自分にとっての意味や価値を強く感じている時


②仕事に対する見通しが立った時

・こうすれば達成できそう

・与えられた仕事をやり切る自信がある

といったようにゴールまでの見通しが立った時 


③達成体験

・満足のいく仕事ができた

・困難な仕事をうまく進められた

・今までできなかったことができるようになったなど成長した実感がある

など、実際の達成体験を通して自分の能力に自信を持った時


④承認

・取り組んだ仕事について上司から評価された

・顧客から感謝された

・人に認めてもらった

など、周囲から自分の行動や能力が承認された時


⑤期待

・「君ならできる」

・「君にしかできない」

・「君ならではの能力を発揮してほしい」

といったように関係者から期待されている時 


⑥権限

新たな権限が与えられ、自分の裁量で自己決定していることを実感した時


⑦地位

責任と権限のあるポジションを与えられた時 



以上のことを意識して、評価制度における面談、メンターミーティング、少人数の飲みニケーションなどで、モチベーションが上がるように上司から声をかけてあげると良いでしょう。



しかし、中には「頑張る理由がない」「自分は何がしたいのかわからない」「特に目標は無い」という若手もいると思います。


そういう若手には特に、④承認⑤期待の言葉を投げかけてあげることが良いです。


「すごいね。やったじゃないか」

「この仕事ができるようになったね」

「こんなことができるようになってほしい」

「君だからこその力を発揮してほしい」


特に、頑張る理由がなくても、上司からこの言葉を掛けられて嬉しくない人はいないでしょう。


特に「自分だけ」ではなく「人のために」という意識は高いという傾向もあるため、「上司に期待されているから」ということも十分頑張る理由になります。


そして、離職率が高い職場はこの承認と期待の声掛けが明らかに少ないです。


成果重視の企業になればなるほど、どうしてもミスや出来ないこと目が行きがちになってしまうため、それはそれで間違っていないのですが、このバランスを意識することはとても大切です。



離職率が高い企業は、自社内でこのような言葉が伝えられているか、伝えられる機会があるか、意識してみましょう。




島田の過去のコラムはこちら


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