技能実習生の研修の必要性
2019年11月11日
ジーキューブパートナーズのファンです。
今週のコラムは、私が技能実習生の生活サポートをしていた経験から、技能実習生にはどんなサポートをすれば良いのかをお伝えします。
私は以前、ニチレイフーズで技能実習生サポートする仕事につき、12名の実習生の生活サポートや仕事のサポートをしました。
この仕事についていた期間は決して長いものではありませんでしたが、短い間でも多くのトラブルに対応してきました。
例えば、よくある実習生のトラブルは以下のような内容があります。
①日本語を勉強しない
②日本語の成長力が遅い
③日報を書かない
④仕事に対する注意力が無い
⑤動きが遅い
⑥コミュニケーションが取れない
この中でも最も多くあるトラブルは実習生が日本語を勉強しない(しようとしない)ことです。
何故、技能実習生は日本語を勉強しようとしないのか、その原因は主に2つあります。
1つ目の原因は、実習による来日の目的が技術を習得するためではなく、お金を稼ぐことが目的だからです。
技能実習制度は、3年間の実習した後に必ず帰国しなければならないため、「日本語を勉強しなくても大丈夫だ」と思ってる実習生が少なくありません。
2つ目の原因は、技能実習生の多くは高校卒業後に大学に通わず、5~10年間くらい勉強していない人であり、勉強することそのものに慣れていないため、自ら勉強したくないと思っている人が多いということです。
私はこれらの場合、研修やオリエンテーションを通じて将来のことをイメージさせることが必要だと考えています。
研修の中では毎回、実習の目的や将来の夢を聞きながらアドバイスをします。
どうしたら目的を達成できるか、どんな動きをすれば目的・目標に近づくか。
日本語ができると3年後にベトナムに帰国した後にどんな仕事につけるか。
もし日本語能力検定のN2を持っていたらどんな仕事ができるか。給料をどれぐらい稼げるようになるか。
など、実習後の生活イメージを研修を通じて毎回考えさせることがとても大切になります。
研修ではそれ以外にも、日本の文化や生活の心構え、コミュニケーションの取り方を教えます。
私はこれまでの経験で、研修を行うと、日本での実習生活がどんどん楽しくなり、仕事や日本語の勉強を頑張るようになるという実習生を見てきました。
はじめはお金を稼ぐことが目的でも、研修を通じて将来のイメージをしてもらうと仕事や生活が改善していくことがあります。
技能実習生を受け入れられている皆様の会社でも、上記のような悩みで研修が必要な場合は、私ファンが担当いたしますので、些細なことでもご相談ください。
株式会社ジーキューブパートナーズ
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