自動車会社は何故外国人採用をすると良いのか
2019年10月28日
株式会社ジーキューブパートナーズの島田です。
今回のコラムは「自動車会社は何故外国人採用をした方が良いのか」についてです。
先日、国内のとある車検フランチャイズにて外国人整備士採用についての講演を行いました。
その中でお伝えしたことは、自動車業界は整備士が不足するということです。
このことは、自動車業界に関わっていらっしゃる方は耳にされたこともあるでしょうし、実際に肌で感じているという方もいらっしゃると思います。
改めてそのデータを見てみたいと思います。
日本自動車整備振興会連合会における平成30年度 自動車分解整備業実態調査によって発表されているデータのうち、平成25~30年の調査結果を比較しますと以下のことがわかります。
国内の整備工場数は横ばい、指定整備工場数は100件増えており、整備士人数は5千人減っていることがわかります。
つまり、整備工場の数は増えても整備士の数は減っているので、1社あたりの整備士求人は競争が激化していることがわかります。
また、同様に以下のデータもあります。
ここからわかることは、車両保有台数もここ5年間で増え、メカニックの一人あたり売上も増えています。
平均年齢も上がり、平均給与も上がっているのでメカニックになる人材が減っていることがわかります。
これはつまり大雑把に言うと「既存のメカニックの一人当たりの仕事量はここ5年間で増えている」ということになります。
また、ニッセイ基礎研究所による調べでは、2023年には自動車整備士は1.3万人が不足するという予測も出ています。
自動車業界の経営コンサルティングを行っておりますと、整備業は会社にとっての貴重な収益の要であり、整備士は欠かすことのできない大切な人材です。
しかし、整備士の採用競争が激化することを考えると今のうちに手を打っておかなければなりません。
実際、東海地方のとある会社様では、47歳の中途整備士を採用するための採用コストで80万円がかかりました。
この、「整備士一人当たりの採用コスト」は今後も上がり続けることが容易に想定されます。
そんな中、政府は労働力不足解消に向け外国人労働者に関する法整備を急いでいます。
自動車業界も例外ではありません。
前回のコラムにも掲載しましたが、外国人労働者には6パターンあります。
※前回のコラム:https://g3-p.co.jp/foreigner-recruitment/179/
※在留資格別外国人労働者数の推移(厚生労働省)より2018年抜粋
この6つのうち、黄色にしている箇所が主に自動車業界で働いている人材です。
④は技術・人文知識・国際業務ビザ(技人国ビザ・エンジニア採用・就労ビザ・高度人材などとも呼ばれます)となっており、私が最も推薦する採用方法です。
なぜエンジニア採用が良いのか。
エンジニア採用のメリットなどは次の機会のコラムでお伝えします。
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