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経営の基本

2021年12月27日

G cube partners の青野です。



今回は「経営の基本」についてです。


えらく大上段に構えたテーマで恐縮ですが、私の古巣の考え方として以下のような考え方があります。
私の28年間のコンサルティング活動から振り返ってみてもこの考え方は正しいと思っています。

「原理原則経営」「時流適応」「力相応一番主義」


企業はゴーイングコンサーン(継続企業)を前提として存在し、その経営とは企業という組織体の存続と発展を図ること目的としています。


そのためには①原理原則に則る、②時流適応、③力相応一番主義という3つの基本原則を守ることが極めて大切です。

会社というものは、しかるべき原理原則を守っていれば、めったにつぶれるものではないでしょう。


つぶれる会社のほとんどは、本業以外の金儲けに血道をあげたり、トップが現場に出ることを疎かにしたりなど、経営の原理原則に外れたことをしていることがほとんどのようです。

この原理原則を守って会社を運営しているうちに、何らかのきっかけで時代の流れ、すなわち、時流に上手くマッチして、いっきに業績を伸ばしていく。これが企業が成長するときの一般的なプロセスでしょう。



では、この時流適応とはどうすれば良いのでしょうか。



時流適応を簡単に言うと「お客様のニーズに限りなく対応する」ということです。
つまり、要望の多いもの、あるいは、これから要望や需要が増していくものを確実に捉えることが出来れば、その会社は時流に乗って伸びていくでしょう。

そのためには過去の成功体験、それへのこだわりやプライドなどをいったん脇に置いて、客観的な視点でマーケットの変化を読み取り、正しい需要予測を行うことが大切です。


まれに原理原則という基本をあまり守らずに、運よく時流に乗って勢いよく伸びる会社もありますが、商品、サービスが時流から外れたとたんに急激に業績が低下してしまうことが多いようです。

やはり、つねに原理原則を順守したうえで時流をつかむ努力をすることが大切なようです。



また企業経営は人財がすべてです。


「企業は人なり」とよく言われますが、私のこれまでの経験からもそれは真実だと思います。

「企業は人なり」とは建物や設備がその企業ということではなく、そこで働く「人」がどのような考えで仕事をし、どのような能力を発揮し、どのような想いでつながっているのか、 人間そのものがその「企業」である、という考え方です。



前述の「時流適応」においても「素直、プラス発想、勉強好き」の3条件を備えた人財で、「ツキの原理」を実践している人ならば過去の成功体験へのこだわり、プライドに邪魔されることなく比較的スムーズに時流対応していけると思います。

普通の人材の集まりで、他よりも良い業績をあげていくためにはトップの原理原則経営の意識・実践と時流適応、そして、技術的分野と人間性分野のバランスの取れた人材教育が不可欠です。

お客様に対しても、ビジネスパートナーに対しても、社内の仲間に対しても、須らく人間の特性、性質に則った施策立案、働きかけが大切です。

年末にあたり、今年を振り返ると同時に、今一度、原理原則経営に適っているかどうか見つめ直していただき、すべてのスタッフの育成、サポートの仕方を再検討してみてください。

特別に優秀とまではいかない「普通」レベルの人たちが成果を上げられる仕組みを作っていきましょう。



最後になりましたが今年も1年間、G cube partners のコラムをお読みいただき誠にありがとうございました。

来年が皆様に取りまして実りある幸せな1年になることを心よりお祈りいたします。





今回はここまで。





〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜



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