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伸びる会社と伸び悩む会社の違い②

2021年12月06日

G Cube Partnersの島田です。



今回のコラムは「伸びる会社と伸び悩む会社の違い②」です。



前回のコラムに引き続き、伸びる会社と伸び悩む会社の違いについて、私の経験上でルール化した内容を記載いたします。




3.素直であり「まずはやってみよう」と言える社風⇄言い訳から入り行動が遅い社風


新しく取り組むことに対する提案があったり、社内会議でアイディアが挙がった際に、「色々な意見はあるが、まずはやってみて、その後判断しよう」という発言があるか否かで伸びる社風か伸びない社風かがわかります。


伸びる会社というのはトップに限らず、幹部でもリーダーなど役職を問わず必ずこの発言が出てきます。

「失敗しても良いからまずはチャレンジする」という姿勢がスピード感や実行力に差がつき、結果的に圧倒的な成果が出ることにつながっています。


新しいことに取り組もうした時の社内の従業員の発言に耳を傾けてみましょう。


新しい取り組みをするということは負荷がかかることだし、言い訳ややらない理由が出てくることもありますが、その時に上記の言葉が出てくるかでまずチャレンジする社風か否かがわかります。



この話に関連して、新しいアイディアが出るということに関して、もしかしたら経営者からしたら「そもそもウチの会社には前向きなアイディアを出すレベルの従業員がいない」と嘆きたいこともあるかもしれません。


しかしそれは、過去に経営者がそのアイディアを無意識のうちに潰し続けてしまったことが原因かもしれません。

従業員は「どうせ意見を出しても否定されるだけだし…」と考えるようになり、前向きな意見を出す姿勢や、新しいことに取り組む姿勢が失われていきます。



どんなことでも「まずやってみよう」ということを意識し、トライ&エラーを繰り返し、行動していきましょう。




4.自分達の長所に目がいく会社⇄自分達の短所にばかり目がいく会社


3の内容とも関連しますが、伸びない会社は短所にばかり目が行き、言い訳ばかりが出てしまうというケースが多いです。

短所にばかり目がいってしまうと、自分達には出来ない理由が次々と出てきて、段々とやらないことを正当化し、結果的に何もしないということになります。


従業員のレベルせい、商圏のせい、ビジネス環境のせい、会社のせい、人のせいなど、短所にばかり目が向いて無意識に「〇〇のせい」と発言していないか、自問自答してみましょう。


反対に、長所に目が向く会社、長所に関する発言が次々に出てくる会社はどんな環境であれ伸び続けている印象です。

ここ最近お会いしている伸びている会社の経営者の中で「ウチの会社の従業員は実はレベルが高いですよ」と何度もおっしゃっている方がいらっしゃいます。


経営者が自ら発言をすることは必ず従業員の自意識にも伝播し、全従業員の自己意識が高まっていきます。


反対に「ウチの従業員は大したことない」「ウチの従業員はこの仕事をやりきれない」と経営者が発言していると、これもまた伝播し、無意識に大したことない従業員が出来上がってしまいます。


どちらの発言をしているか、こちらも自問自答してみていただきたいと思います。




私の経験上ですが、会社ごとの長所のレベル、短所のレベルはそこまで大きな差はありません。

それよりも、経営者の考え方ひとつで従業員のレベルや行動力が変わり、結果が大きく変わっていると感じています。



長所に目を向け、できない理由ではなくできる理由を見つけ、失敗をしても良いからチャレンジしていくということの積み重ねが、結果的に大きな成果を向けることになります。




長くなりましたので今回はここまで。




島田の過去のコラムはこちら





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