2022年11月の自動車業界向けRPA情報交換会のレポート
2022年11月14日
G Cube Partnersの島田です。
11月11日に3ヶ月に1回の定期開催している自動車業界向けRPA情報交換会を行いました。
今回の情報交換会で出てきた好事例をお伝えします。
1.社長や幹部クラスを巻き込みプロジェクトを進めた
RPA導入においてよくある失敗事例が、RPA担当者にすべてを任せるパターンです。
RPAはさまざまな部署を巻き込む必要があり、現場のヒアリングや他部署からの賛同を得る必要があります。
RPA担当者になるために人員を割くと、その人がそれまで抱えていた業務が他の人の手に渡り、負担が増えることになります。
そして引き継ぎがうまくいかず、結局RPA以外の元の業務に取り組む時間が増えてしまうということになります。
そして、気づいた時にはRPA化のための時間を割くことができなくなり、システム料だけがかかってしまう負のスパイラルが生まれてしまうことがあります。
この失敗を防ぐためには、幹部クラス以上の方が積極的に入ってプロジェクトを進めていくことが必要です。
他部署の従業員への権限が無いと賛同を得られず、現場作業内容のヒアリングの時点で頓挫してしまうことがあります。
このことを防ぐためには幹部クラスの人が積極的に取り組む必要があります。
また、全社会議などでRPAのプロジェクトに本格的に取り組むことを経営幹部から発信することも良いです。
さまざまな部署を巻き込み、賛同を得る必要があるため幹部クラスから「全社を巻き込むプロジェクトなので協力するように」と発信をします。
このようにすることでRPAの導入をスムーズに進めることができます。
2.他部署の業務をRPA化する
RPA導入をする際の担当者の悩みに
「社内から賛同が得づらい」
「忙しい時にPCに座り続けて何をしているのかわからないと思われている」
ということがあります。
RPAの運用は今まで社内では無かったシステムのような業務であり、他の部署の人からすると「何をしているのかわからない」と思われ、効率化をするために現場作業をヒアリングをしようしても煙たがられるという声を聞きます。
そこでうまくいっている企業は、この他部署から賛同を得るためにその部署の業務をRPA化するということがポイントだと発表がありました。
例えば、多い時では1日20台近く売れる車販店で、成約した車や顧客の情報をシステムに入力する際に1台あたり5~10分の時間がかかっていたため、残業時間にも影響をしている会社様がありました。
ところが現在ではRPAによりその入力作業がすべて不要になったため、車販部門からとても感謝されているということがありました。
1つでもこのような作業のRPA化が進めばより賛同や協力を得ることが可能になります。
RPAの導入については、シナリオが完成し、実行するまでRPAがどういうものなのか分かりづらいという特性があります。
このような取り組みを行い、全社的にRPA導入を進めていきましょう。
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