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カイゼン活動のアレコレ①

2023年02月06日

<第47回>



G cube partners の青野です。



今回は「カイゼン活動のアレコレ」について書いてみたいと思います。



皆さんの会社でもカイゼン活動には以前からいろいろと取り組んでおられると思います。

思っていた通りに成果が上がりえびす顔の会社さんもあれば、カイゼン活動が思ったよりも進んでいなくてしかめっ面の会社さんもあるでしょう。

カイゼン活動も長く取り組んでいるとマンネリに陥ったり、カイゼンのネタ、テーマが無くなってきたりという話もお聞きします。



皆さんの会社ではいかがでしょうか?



先日、ある会社さんでお聞きした話では

①「5S」活動を長らく取り組んでいる
②数週間に一度、QCパトロールと称して現場をパトロールし、指摘事項があれば時間をあけて再点検し、是正されたか確認している
③不具合な点は随時、指摘し是正もさせている
④しかし、長らく同じ指摘事項が繰り返されている
⑤定期的に掃除もしているし、掃除のスケジュールなども決まっている

というような話でした。



皆さん、この話を聞いてどう思われますか?



私はこの話を聞いて、まず管理者、現場を含めて5Sについての理解が浅いのではないか?
という疑問を持ち、管理者の方、数名にいくつか質問を投げかけてみました。


結果は思っていた通り、5Sについての理解が浅いというか、しっかりと5Sについて学んだことがないということでした。

取り組みテーマに対してしっかりとした事前学習、理解をせず、なんとなくの理解で活動を始めてしまい、上手く進まない、思っていた結果が出ないという文句?の声をあちらこちらでお聞きします。


「まず取り組んでみる」というスタンスも大切ですが、内容、進め方を知らずして、とにかくやってみて失敗から気づきを得て、徐々に自分のモノにしていこうというスタンスでは企業規模が大きく、取り組みに参画するメンバーが多数に渡す場合、ロスが非常に大きくなってしまいます


また、しっかり理解せずに取り組んだ結果、手間も掛かったし、成果もほとんで出なかったという結果になり、「取り組んだ」という「実績?」とマイナスなイメージだけが残り、せっかくのカイゼンの芽を潰し、本来、刈り取れるはずの成果もふいにしてしまうというとても残念な結果になってしまいます。


何ごとも第一印象が後々まで大きく影響を与えることは皆さんもご存じの通りだと思いますが、これはカイゼンの取り組み、テーマ、手法などにも当てはまります。

最初の少し?の手間を惜しんだばっかりに良い結果に繋がらず、要した時間と手間が徒労に終わってしまいます。


また成果の出ない活動を無理して続けると、担当者は

「取り組んでも無駄」
「課題から目を背ける」
「課題に向き合わなくなる」

など最も避けたい状況に陥ってしまうこともあります。



何ごとも巧遅よりは拙速の方が良いとは言われますが、カイゼン活動を進め、成果に繋げるためには、最低限、改善手法や取り組み内容について参画メンバーには一通り理解させることは不可欠だと思います。

一時が万事ですが、社内の取り組みにおいて指示を出す人が、その内容についてあまり理解していないという笑えない話もあちらこちらで散見されます。

何ごとも正しい取り組みを、正しい進め方で行うことが大切ですよね。



今回はここまで。



〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜




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