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役割認識

2024年10月28日

<第76回>

G cube partners の青野です。


今年もあと2ケ月と少しになりましたね。
今年の目標ややろうと思っていたことの進捗はいかがですか?



今回は「役割認識」について書いてみたいと思います。



お陰様で日々、多くの顧問先にお伺いして業務改善などを中心にいろんな階層の方々とお話させていただいています。
基本的には顧問先の社長とお話やミーティングをさせていただくことがほとんどなのですが、執行役員の方や、物流会社の営業所長や物流センターのセンター長と面談やヒアリングでお話しさせていただくこともあります。



先日、センター長の方に

「センター長の責務、役割は何ですか?」

と問いかけたところ

「日々の入出荷を滞りなく行うことです」

と答えていただきました。



複数の顧問先で複数のセンター長に同様の質問をしてみましたがほぼ全ての方が同様の返答でした。

もちろん「入出荷を滞りなく行うこと」は物流会社の責務であり大変重要な認識ですが、センター長の役割認識として十分ではありません。



管理職の責務、役割は管理してる領域の業績目標の達成と部下育成です。



お客様からお預かりした商品を滞りなく出荷することは最低限の責務と言えるでしょう。
それにプラスして管理職であるセンター長には自拠点の業績目標を達成させる、そのために部下にどのような知識、経験をさせ育成していくかという意識と役割認識が不可欠です。

繁忙期やトラブルなどによる現場の混乱などがあると処理しなければならない荷物に意識が集中することはやむを得ないことですが、センター長には自拠点を1年間を通してどのように運営管理し、成長させていくのかという意識と明確な目標、活動計画が必要です。



目指すべき場所としてどこを見るのか、会社の目標、社長の望むセンター長や幹部、管理職の姿とそれぞれの管理職の方々の見ているゴールが違っていると話が噛み合いません。



まさに「見てる山(頂上)が違う」ということになります。



物流会社において営業所長やセンター長というのは「ミニ経営者」です。

現場業務を円滑に遂行するだけでなく、収支(予算)管理、人材育成、労務管理、施設設備管理、顧客管理など多くの役割が求められます。

教育、労務は人事部門、施設設備は総務部門、顧客は営業部門など他部門との連携や協力はあると思いますが営業所長、センター長は自拠点のすべてにおいて現状とありたい姿とのギャップを埋める取り組み、活動が求められます。



そのような役割認識が出来ている人と、現場業務の円滑な運営という役割認識が大半の人とでは取り組みスタンスや内容が大きく異なります。

正しい役割認識を持つということは本当に大切で重要なことです。
認識が変われば動きも変わります。その人が持っている潜在能力も発揮されるでしょう。



今一度、各組織、組織の長を含め守備範囲と求める役割の再確認をしてみてはいかがでしょうか。





今回はここまで。



〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜




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