絶対肯定の想念
2023年07月31日
<第54回>
G cube partners の青野です。
今回は「絶対肯定の想念」について。
いきなり「絶対肯定の想念」と聞いても何のことだかさっぱり分かりませんよね。
田坂広志さんをご存じでしょうか。
私は田坂さんの仰っていることが好きで何冊か本を拝読しています。
その著書の一つに「運気を引き寄せるリーダーの七つの心得」(光文社新書)があります。
前述の「絶対肯定の想念」はその中で出てくる七つの心得の中の一つです。
(詳しくは本書を読んでください。)
これは本書の中では『「肯定的な想念」を持つのではなく「絶対肯定の想念」を持つ』ことが大切だと述べられています。
『「絶対肯定の想念」とは分かりやすく言えば「ポジティブしかない」という想念の状態』とのこと。
人の心には「心の双極的性質」という状態があり、無意識の世界も含めて「ポジティブ」と「ネガティブ」、「プラス」と「マイナス」、「肯定的」と「否定的」、「積極的」と「消極的」といった分極が起こらない状態があるそうです。
そのような状態があるのか?という疑問に対して田坂さんは「無邪気な子供」はそれが出来ていると言います。
大人は何かにつけて「○○だから△△できないんじゃないか・・・」などとネガティブな想念を産んでしまうことが多いですが無邪気な子供は何かしたいことを考えたときにまったく疑いなく「○○になりたい!」「○○になるんだ!」というポジティブな想念のみになれる。なぜなら心の底から「○○になれる」と思っているからであり、無意識の世界も含めて、どこのも「なれるだろうか・・・」「なれないのではないか・・・」「なれなかったらどうしよう・・・」といったネガティブな想念が存在しないからだそうです。
よく「想いは実現する」とよく言われますが、確かに人は意識の向かっていることに対して反応する生き物ですよね。
良い想いも持つ、プラス発想で物事を捉えるなどの成功の3条件(勉強好き、素直、プラス発想)が大切だと師の舩井幸雄も言っています。
この「想いが実現する」ということはナポレオン・ヒルやジョセフ・マーフィーなど多くの人が言っています。
ネガティブなことを考えてしまったらネガティブなことを引き寄せてしまう、本来発揮できる力が発揮できないなどが発生してしまうことがあるのは想像できますよね。
「絶対肯定の想念」には「無邪気さ」が不可欠なんだと思います。
もちろん「無邪気さ」だけあれば良いとは言ってませんが必要不可欠であることは事実だと思います。
目の前の危機や逆境に遭遇した際に「絶対肯定の想念」が持てるかどうかは、究極に悪いことに対する準備が出来ているかどうかで決まると言っています。
言わばそれ以上悪いことはないという「腹が据わった」状態が作れているかどうかが大切なのでしょう。
究極に悪いこととは何か。
それは「死」です。「死」を見つめ「死生観」を定めることがいかなる状態に陥っても前向きな心持ちを持つためには必要だとのことです。
『人間にとって「命とられるわけじゃない!」「生きているだけで有り難い!」という覚悟ほどポジティブな想念はない』
確かにそのように腹を据えた判断、言動の出来る人は強いと思います。
「人は必ず死ぬ」「人生は一度しかない」「人はいつ死ぬか分からない」という3つの真実に正面から向き合い、死生観を定め、自らの使命や責任に対するというのは必要なことだと思います。
暗い話ではなく良い運気を引き寄せていくためにも「絶対肯定の想念」を身につけたいと思います。
説得力のある人、話すことが言霊としてビンビン相手に浸透する人はこのような想念を持った方たちなんでしょうね。
取り止めのない話になってるかもしれませんが、これからも心して日々を過ごしたいと思います。
今回はここまで。
〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜
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