在留資格の取消について
2023年05月15日
こんにちは。G cube partnersの石木です。
今回は、在留資格「取消」の制度について書いてみたいと思います。最近転職の相談をよく受けますが、現在働いている会社を辞めても、次に働ける会社を見つけてから退職の手続に進むようにしましょう。その際にも、会社で定められている手続をきちんと守って退職するようにしましょう。次に働く会社を見つけずに退職される方がおられますが、状況によっては在留資格が「取消」になってしまう可能性がありますので注意が必要です。
入管法は「在留資格の取消」を規定しており、３ヵ月以上現在の在留資格に基づく活動を行っていない場合は在留資格を取り消すことができると規定しています（22条の4第1項6号）。ですので、退職してから就職先を探し始めて3ヵ月以上経過してしまうと、在留資格が取り消される可能性があることになります。在留資格は期間満了まで当然に存在するものではなく、状況により取り消されてしまうものであるという事をしっかりと覚えておいてください。退職を考える場合も、落ち着いて周りの人に相談する事をお勧めします。努力して取得した在留資格ですし、頑張って就職できた職場ですから十分に考えて慎重に判断して欲しいと思います。
弊社では随時転職や退職についてご相談に乗っておりますので、ご連絡いただければと思います。本日はここまでとします。
株式会社G cube partners
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