技能実習生が失踪する原因と対策<仕事編>
2020年02月10日
株式会社ジーキューブパートナーズのファンです。
ここ数年、日本国内で失踪する技能実習生がとても増え、社会問題となっております。
前回のコラムでは、技能実習生が疾走する原因の1つである「給与」についてお伝えしました。
今回のコラムでは、技能実習生が疾走する原因である「仕事」についてお伝えします。
技能実習生が失踪する仕事の原因は4つあります。
①同じ現場であっても技能実習生にだけ大変な仕事をさせている。
同じ仕事の現場であっても、難易度が高く、大変な仕事は技能実習生にやらせ、日本人は簡単でラクな仕事をしている場合があります。
技能実習生たちは日本に来たばかりでは、仕事や日本語ついてわからないことがたくさんあるため、疑問に思ったことを聞くことができなかったりします。
そのため、仕事内容が不公平であり、不満があっても会社や上司に相談できなかったりします。
場合によっては、技能実習生たちはいじめられていると感じ、相談する場所が無いために失踪する可能性があります。
業務内容は不公平が内容にしないといけません。
②日本の仕事のルールやマナーの認識の違い
技能実習生が日本に入国するために、事前に仕事のルールやマナーを勉強してきますが、個々の会社によって求められる細かい内容は違うものです。
しかし、そんな状況でも会社から十分に教えてくれない場合があります。
ここでのコミュニケーションがよく取れず、叱られたり暴力を振るわれたりします。
③困ったときに相談したくても組合や企業が対応してくれない
日本に入国したばかりの実習生たちは、日本語のレベルが不十分な場合が多いです。
日本語でコミュニケーションが取ることができないと、仕事の中でいろいろな問題、トラブルが発生するかもしれません。
その際、実習生たちは「困ったことを言えない」「会社の人に相談しても聞いてくれない」「組合に連絡しても対応してくれない」といったことでストレスを抱え、最終的には失踪する可能性があります。
実習生たちに困ったことがあれば、すぐ相談できる環境を作りましょう。
④契約内容と異なった仕事をさせる
実習生は日本に行く前に契約の内容について詳しく説明を受けます。
しかし入国後に契約内容と異なった仕事をさせたら、本人達はとても怒ります。
すると、この仕事内容は契約違反だと認識し、失踪に繋がる場合があります。
都合の悪い業務内容を隠すのではなく、きちんと業務内容の説明を行って契約し、その通りに仕事をやらせましょう。
改善対策
日本の仕事のマナーと、海外の仕事のマナーには大きな違いがあります。
マナーが分かっていないと日本で仕事をする場合、とても大変なことが多いものです。
そのため、日本に来る実習生たちは事前に日本のマナーに関して十分に勉強するべきなのですが、実際にはとても時間がかかりますし、現場で仕事を通じて覚えていくことも多いものです。
逆に実習生を雇用する企業側も、海外の文化やマナーを知っておいた方が良いです。
日本人や国籍に関係なく、同じ仕事を行い、契約の通りに仕事をさせましょう。
また、仕事の中で、大きな声で叱ったり、暴力を振るわないようにしましょう。
実習生が困ることがあれば、いつでも相談できる環境を作りましょう。
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