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南国気質?

2024年06月03日

<第69回>

G cube partners の青野です。

今回は「南国気質?」について。


皆さん、「南国気質」という言葉をお聞きになったことはありますか?

なんとなくですが南国の暖かい地域で生まれ育った人は、明るくて楽観的、おおらかな人が多い印象です。それに対して北方の寒冷地、雪深い地域で生まれ育った人は、穏やかで無口なで我慢強い人が多いイメージがあります。
(南国、北方は北半球の話です。)

日本で就労している外国人もモンゴルなどの寒いエリア出身の人たちと東南アジアなどの暖かいエリア出身の人たちでは気質が違うというか上記に当てはまっているように思います。


先日、一攫千金を目指してフィリピンに移住した日本人のその後という内容の番組を見ていた時にも改めて感じたことがあります。

登場人物の日本人はフィリピンで仕事をしていましたが、職を失い、日本へ帰国するお金も無いという状態でとても困っていたところ、現地のフィリピン人女性と親しくなり、20年間くらい世話をしてもらっているという話でした。

その男性は働く気持ちはあるようですが商売道具を盗まれるなどと何をやってもどうにも上手く行かず現地の人たちに世話になり続けている・・・。

番組中、「お金がほぼまったく稼げなくでも空腹を満たすためには道路や林に自生しているフルーツなどを食べれば生きていける」というナレーションがあったときに、やはり人は身の危険を感じたり、危機感を感じる状況にならないと計画性を持ったり、中長期の目標に向かって努力を続けるという意識になりにくいんだなとふと思いました。


誤解してほしくありませんが、南国の方がすべて危機感がない、計画性がないという訳では無いということは理解しています。

ですが、今までに接してきた多くの東南アジアの就労者、就労希望者とキャリア面談などをしていると目先のことしか考えていないということが非常に多いと感じます。



また、最近の若者の勤労意欲、出世欲などハングリー精神が弱く、ほどほどの給与で休みが多いという環境を望むという話をよく聞きます。

こういった若者も生まれたときから必要なモノがほぼ身の回り、不自由がない(生きていくという観点で)環境にあった世代も将来に対する不安や危機感が弱く、ほどほどを望むのではないかと考えてみたりします。

日本は30年間停滞していたため、頑張っても成長せず、徒労に終わる、だから、ほどほどを望むようになっているという意見もあるようなので、どちらが理由かは分かりません。



いずれにしても自身を成長させていくためには適度な危機感、ハングリー精神は必要で、変更することはあっても中長期的な展望、目標を持って頑張るということは必要不可欠だと思います。

先のこと、環境がどうなっていくかは分かりませんが

①目標を持つこと
②(目標が変更になることがあったとしても)目標達成に向けた努力を怠らないこと
③変化していく環境に適応できるよう柔軟に対応すること

はいつの世でも大切なことでしょう。


そうは言っても、現状、「ほどほど族」が多いのも事実ですからこれからも若い世代や、海外から日本に就労しにくる外国人の方々へのアドバイスは継続しつつ、そのようなスタンスの人たちと上手く付き合っていく方法も追求していきたいと思います。

世代間ギャップ、スタンスの違いを埋めるのは簡単じゃないですね(苦笑)

めげずに、折れずに頑張っていきましょう!



今回はここまで。



〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜




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