外国人採用において地方の企業が転職者を集めるためには
2023年02月13日
G Cube Partnersの島田です。
今回は「外国人採用において地方の企業が転職者を集めるためには」です。
これまで私はベトナム人を中心とした外国人の転職相談の面談もこれまで150人以上受けてきました。
・実習生を終え、特定技能になるタイミングで転職をしたい
・特定技能として働いており、諸事情により転職をしたい
・技人国ビザとして働いており、諸事情により転職をしたい
こういった様々なタイミングで転職相談を受けることがあります。
最近では特定技能ビザ以外にも、整備士2級や運転免許も所持して技人国ビザで働いている外国人の面談も増えてきました。
このような転職相談の面談をしていると深刻な問題が浮き彫りになってきました。
それは、外国人においても地方からの人材流出が増えており、どんどん厳しい状況になっているということです。
例えば技能実習で地方に働いてきても、特定技能になるタイミングで都会に転職したいといったようなケースが非常に多いです。
日本人であれば地元思考の人材による働き手がまだあるかもしれませんが、日本に働いている外国人にはそのような思考がありません。当然と言えば当然ですが…。
外国人が都会に転職する理由は様々です。
・給料が高い(又は高そうなイメージ)
・家族・恋人がいる
・友達がたくさんいるので会いやすい・楽しそう
・情報がもらえる
・移動に便利
など
都会に転職をするためにわざわざ技能実習と特定技能で業種を変える外国人もいるほどです。
このように業種を変えてまで転職をされたという会社は危機感を持った方が良いでしょう。
身も蓋も無い言い方になりますが、このような状況に打ち勝つには求人募集の際に提示する給料条件の高さで戦うしかありません。
地元にある競合他社とではなく、都心の給料と戦って人材を募集する必要があると認識をしていた方が良いでしょう。
具体的に地方でも転職者の応募があり、採用につながった会社の求人内容を記載します。
東北地方の会社
・基本給223,000円
・固定残業40,483円(実残業時間の目安30時間)
・賞与年0回
・年間休日105日
各種手当
・通勤手当:~20,000円/月
・子供手当:5,000円/1人(日本にいる場合)
・日本語検定: N3:3,000円 N2:5,000円 N1:10,000円
・整備士資格:整備士2級:5,000円 検査員:10,000円
北陸地方の会社
・基本給228,000円
・固定残業32,796円(実残業時間の目安25時間)
・賞与年2回
・年間休日110日
九州地方の会社
・基本給230,000円
・固定残業39,768円(実残業時間の目安25~35時間)
・賞与年2回
・年間休日105日
各種手当
・家族手当:配偶者10,000円・第一子5,000円・第二子以降3,000円
・住宅手当:10,000円
・皆勤手当:7,500円
・通勤手当:~9,000円(25㎞以上)
・日本語検定: N2:3,000円 N1:5,000円
・整備士資格: 整備士2級:10,000円 整備士1級:10,000円 検査員:25,000円
・保険資格:3,000円
いかがでしたでしょうか。
上記を見て「高い」と感じた経営者も、これが実態だと認識していただきたいと思います。
事態は思ったよりも深刻な状況です。
ここ最近、「働き手が集まらないためにお店を閉めた」という情報も耳にするようになってきました。
RPAなど活用して人が手間暇かけてやる業務はどんどん削減し、会社の収益・生産性を高め、求人票に記載する給料を高くして人材流出に歯止めをかけていきましょう。
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