仲間にするならどんな人?
2024年04月01日
<第67回>
G cube partners の青野です。
業務改善や組織力強化や提案営業研修などで上場されているような超大手企業から社員数10人程度の中小企業までほんとにいろいろな会社さんに伺います。
それぞれの会社さんに合わせて必要な施策や仕組みをご提案させていただく中で気になることがあります。
それは会社の中心である「人」に関して会社として経営者として求める姿、あってほしい姿が意外と曖昧であるということです。
「うちの会社は明確だよ」という会社さんはとても良いと思いますが、「言われてみれば求める社員像、求める価値観、哲学と言ったものを明文化していなかったな」という会社さんも多いのではないでしょうか。
「経営者は社員の好き嫌いをしてはいけない」ということを聞くこともありますが社長も人間ですから当然、好き嫌いはあるでしょう。
その「好き嫌い」が社長に対してお世辞を言ったりするような太鼓持ち的な人を優遇するとか、趣味が合うからなどで仲が良いから昇進させるなどはあってはいけません。
しかし、「人として」、また「仕事をするにあたって」の好き嫌いであれば好き嫌いは明確にして良いと思いますし、逆に明確にすべきだと思います。
経営者としてどんな会社にしたいのか、その会社にしていくためにどんな人を仲間にしたいのか、どのようなスタンスで仕事に向き合ってほしいのかを明確にすることはとても大切なことだと思います。
この価値観、行動指針と言われるものは日々、仕事に向き合う仲間たちが良し悪し、やるやらないなどの判断(意思決定)をする際の指針にもなるでしょうし、行いの反省、振り返りにも活かされるでしょう。
逆に哲学、価値観、行動指針が曖昧だと社員は個々の価値観で判断、行動することになってしまいます。
仲間たちの言動で理解できないことなどもあると思いますが、その中の何割かは仕事における価値観、行動指針が共有されていないことが原因ではないでしょうか。
組織を率いる立場の人は自身の価値観、考え方、求める姿は明確にしないといけません。
価値観の共有は組織の一体化や集団の強さに繋がっていく重要な要素の一つだと思います。
自社の価値観、行動指針を改めて掘り下げ、共有を図ってみてください。
ちなみに弊社の行動基準は以下の通りです。
■基本スタンス
『人間として、個人として、会社としての充実に絶えず全力投球しよう。』
①人徳と貫禄に挑戦しよう
②人間的、常識的をもって最善としよう。
③人として信じられるようになろう。
■行動基準10則
1.他人が出来ることは、自分にもできると考えよう。
2.たえず強気、前向きに生きよう。
3.決断せよ、実行せよ、行動的であれ。
4.やむを得ずへの挑戦を自らに課せ。
5.仕事は与えられるものだけではない。取るものだ。あつかましく取れ。
6.集中せよ、粘れ。必ずものになるし、ケンカにも勝てる。
7.人に好かれる人間になれ。そのために客観的であれ。
8.ロマンとビジョンと大きな野心を持て。
9.優先順位が分かり実行できる人間になれ。
10.なによりも信用を大事にしよう。信用のためにはすべてを犠牲にしてもよい。
この行動基準は古巣の創業者が作ったものでですがとても良いと思っているので会社を卒業した今も引き続き行動基準としています。
あと、以下はこのコラムの一番下にも毎回記載されているものですが、前職でチームリーダーになった時に会議資料に記載していたものです。
「自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!」
「全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!」
当時、チームメンバーには会議の度に伝えていて、みんなよくやってくれていました。
最後にオマケと言ってはなんですが新入社員が配属されてくる時期なので「社会人としての心得20」も掲載しておきます。
「社会人の心得20」
- いつも笑顔を忘れない
- 挨拶は人より先にハッキリと
- 話し上手より聞き上手
- 相手のよいところを見つけてほめる
- 過ちは素直に認めてすぐ詫びる
- 感謝の気持ちを忘れない
- 同じことを言うなら気持ちよく、ユーモアは潤滑油
- 時間を守る
- 約束を守る
- 基本が身につき実行できる
- 向上心を持ち、新しいことに挑戦する
- 日常を大切にし、その積み重ねから自分流の改善方法を見つけ出す
- 自分の一番商品(得意分野)がある
- 良いと分かったことが実行できる
- 悪いと分かったらすぐやめる
- 素直で前向きな考え方
- 会社の代表者という自覚を忘れない
- 人を好きになり、人を知ることが楽しい
- 自己管理ができる
- 目標を明確に持っている
新入社員に限らずベテラン社員、幹部社員も含めてみんなに大切な心得だと思います。
今回はここまで。
〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜
株式会社G cube partners
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