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マキャベリ政略論37より

2023年09月18日

G cube partnersの島田です。



今回はいつもと志向を変えて「マキャベリ政略論」より引用してコラムを記載したいと思います。



マキャベリ政略論には有名な以下の記載があります。

「君主は愛されると同時に恐れられることが必要である。しかし両方をそなえることができないとすれば、愛される方を捨てるべきである。」


皆様もこのフレーズはご存知でしょうか。
そして、もう少し詳細には以下の記載もあります。


いざ問題が起こったとき、恐れられるより愛されるほうがいいのか、愛されるより恐れられるほうがいいのかは、よく考えねばなりません。この二つを両方兼ね備えることは理想的ですが、一人の人間がそれを同時に持つことは困難です。そこで二つのうちのどちらかを捨てるとしたら、愛されることよりも、恐れられるほうを選ぶのが、ずっと安全になります。



話変わって、これまで多くの会社をコンサルティングをして様々な会社を見てきましたが、

①業績がずっと好調な会社

②伸び悩み、停滞する会社

この2つがあった時に、②に共通することは「やると決めた施策が一向に進まない」ことが挙げられます。


こういった会社は、やると決まったことをやらないことが当たり前になっており、「決められたことをやらなくても誰に何も言われないから良いだろう」という意識が組織全体に蔓延しています。

こういった会社は間違いなく会社は停滞、後退します。

やると決めた施策を実施していなくても叱ることがなく、君主(=社長)が舐められています。



この現象が起きないためには、定期的に会議を実施し、やると決めたことをやっていたのかをチェックし、PDCAを回すことが大切です。


冒頭のフレーズにつながりますが、経営者や部門の長は部下に愛されることよりも恐れられることを意識すること。

そして、会議を通じてやると決めたことをやっていなければ厳しく詰めていくこと。

そうすれば、組織全体がPDCAを回せられるようになること。


これをするだけで業績は間違いなく上がっていきます。


施策が進まない会社は意識をしてみてください。




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