マーケティングの基本(競合調査)
2025年08月12日
G cube partnersの島田です。
今回のコラムは「マーケティングの基本(競合調査)」です。
私は自動車業界の経営コンサルティングを行なっておりますが、マーケティングの基本の1つに競合店の調査をする方法があります。
先日良い事例がありましたので、そのことを記載したいと思います。
ここ最近、ご支援先のとある会社が毎週1回競合店の調査を行なうようになりました。
具体的には、ポータルサイトを活用して同車種・同年式走行距離で検索して、県内で安い方に入るにはいくらの値付けをすれば良いのかをチェックするようにしました。
その金額から逆算をしてAAの落札価格の上限を決め、それ以下であれば仕入れるという方針にしました。
すると、ポータルサイトの集客が月間2~3組だったのに対して10組を超えるようになりました。
最近では安い中古車ばかりが売れ、相場の高騰が続いている状況ですが、それでもきちんと調べれば他社よりも安い車が多く仕入れることができます。
よく相場の高さから「この車がこの価格で仕入れられない」と仕入れ担当者が嘆いている光景をよく目にしますが、競合店の価格調査をすると意外と無理をしすぎなくても良くなるかもしれません。
そういえば10年ほど前の話になりますが、ポータルサイトによる検索がまだそこまで主流ではなかった時代、中国地方のある会社は当番を決めて、毎週1回朝6時に競合店の展示場を外から見て、自社の主力車種が何台展示されているのかをチェックしていました。
そして、台数が自社の方が何倍多く持っているのかを計算し、競合店の台数が多いのであればそれを上回る仕入れをするように徹底をしていました。
結果、その会社は毎年業績が上がり、地域の中でも有力な会社になっていました。
改めて競合店の調査はマーケティングの基本であることを感じる事例でした。
どうしても自社のことにばかり気が向くことが多いですが、あまり行なっていない会社は是非やってみてください。
今回はここまで。
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