自動車整備のレバレートへの意識
2025年06月16日
G cube partnersの島田です。
今回のコラムは「自動車整備のレバレートへの意識」です。
先日とても久しぶりに外部セミナーを行いました。
今回は「自動車整備の生産性を高める」ということをテーマにしたセミナーでしたが、まず参加者の皆様に意識していただきたいとお伝えしたのはレバレートの設定金額。
レバレートとは整備士の時間あたり工賃単価ですが、ご支援先の色々な会社様にレバレートをヒアリングしてみると、業績を伸ばしている会社でがレバレートは最低賃金×約10倍ほどに設定されていることが見えてきました。
例えば最低賃金が998円の地域だとしたら998円×10倍≒10,000円というレバレートということです。
特にここ数年はインフレで物価が上がったり、最低賃金が毎年10%弱上昇しているという状況ですが、整備士がお客様から頂戴する工賃レバレートが何年も変わっていないことは整備士のためにもNGであることをセミナーでお伝えしました。
全国の色々な地域でセミナーをしますと、中にはレバレートがずっと変わっておらず6,000円という会社もありました。
先日、ご支援先のある会社経営者と話をしていると
「整備士になろうと思う人が減ってしまったのは、ずっと安い賃金で働かせてしまった我々の経営者の責任だ」
と仰っておりました。
整備士不足は色々な要因がありますが、言い得て妙であり、1つの理由にもなっていると感じます。
仕事柄、企業規模が大・中・小様々な経営者と話をしますが、業績を好調に伸ばしている経営者ほど「整備士の給料をもっと上げたい」ということを常々仰っているように感じます。
確かに経営者としては「部品代だけではなく工賃まで上げてしまうとお客様が離れてしまうのではないか」と心配してしまうものですが、実際上げてみるとお客様が離れることはほとんどなく「あんなに心配をして損した」というケースがほとんどです。
整備士のレバレートを上げることが、業界全体を良くすることにもつながるということを意識してみると良いですね。
今回はここまで
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