ブランド価値を高めよう
2025年05月19日
G cube partnersの島田です。
今回のコラムは「ブランド価値を高めよう」です。
先日ご支援先に伺った際にTKCの月次会報を一緒に見て、自動車業界の黒字企業割合の傾向について以下の話をしました。
・新車販売企業の黒字企業割合は、6年前と比較をして10%弱落ちている
・中古車販売企業の黒字企業割合は、6年前と比較をして10%弱落ちている
・整備企業の黒字企業割合は、6年前と比較をして10%弱伸びている
車販は業績が落ち気味であり、その中でも中古車販売業界が最も業績が悪く、反対に整備が好調になってきているということがわかりました。
中古車販売に従事している方は、実質賃金が下がり、今まで売れていた車が急速に売れなくなっていることを感じていらっしゃるのではないでしょうか。
車販において販売台数が稼げなくなっている売れなくなってきている時に行うのは付加価値をつけることにより粗利単価を上げることです。
薄利多売で台数を追い求めるよりも、販売台数を維持(あるいは微減)しながらも粗利単価を高くすることが今行うべき戦略となります。
単価アップをする上でヒントとなるのは、高級ブランドが行っている「キープ・マーケット・ハングリー」というブランド戦略で、需要よりも供給を不足させて高いブランド価値を維持することが大切になってきます。
(自動車業界に従事している人にとっては、現在の自流ではトヨタがこのような戦略を取っていることが実感としてわかるかと思います。)
粗利単価を上昇させるために具体的にすることは、
・POPを作る
・ロープレをする
・商品を付加する
・安易な値引きをしない
・商品価値(他店よりも値段が高くなる理由)を伝える
などがあります。
先日、東北の自動車販売店に伺った際の話ですが、その会社は「他社よりも5万円高くても来てくれるお店作り」というのを目指しています。
そこでは中古車販売をするために自社HPやカーセンサーに車両の画像を掲載する際、内視鏡のようなカメラを使って普段見えないところまで細部に渡って車の画像を撮影し、掲載をしていくことをしています。
もちろん、車両の中にもそのようなPOPを置いて説明できるようにしています。
こうして中古車業界に抱かれている疑問や不信感を払拭するように誠実さをアピールしています。
集客強化をするのはこれからですが、単価アップの事例として面白いかと思います。
ブランド価値を維持して粗利単価を高めること。
変に安売りしたりするのではなく、会社としての価値や力を高めていくようにしましょう。
今回はここまで
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