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2022年8月の自動車業界向けRPA情報交換会のレポート

2022年08月22日

G Cube Partnersの島田です。




8月上旬に3ヶ月に1回の定期開催している自動車業界向けRPA情報交換会を行いました。



今回ご参加いただいた企業様の中には、RPAを導入して4ヶ月で26個のシナリオ作成が完了し、月間の人的作業146.3時間分(年間1,755時間)の削減につながった会社様がございました。

これは時給2,000円換算をすれば月間約30万円分(年間360万円分)の人件費が削減できたことに繋がります。



何故これほどまでに早く導入がうまくいっているのか、今回の情報交換会から見えてきた、RPA導入してから早い時期に成果が出るためにはどうすれば良いのか、そのポイントをご紹介します。




①RPAの専任者を設けた


RPAを導入してうまく機能させるためには専任者を設けることが必要です。


RPA導入は「自動化が簡単にできる」というように思われがちですが、初期段階では相当な労力が必要となります。

そのため兼任の場合は、どうしても既存の業務を優先させてしまい、運用のスピードが落ちてしまいがちです。

まずは専任者を1名決めていただくことをお勧めします。




②本部直結の部門にした

専任者を設けることとも似ていますが、「RPAの専任部署を作る」ということも重要であることが分かってきました。

具体的には、「社長または役員直下のプロジェクトとして、総務部・経営戦略室・社長室など間接部門の中でRPAプロジェクトを進めていく」ということです。

これは、RPA化を進めるためにはずっとPC作業をすることになるため、初めのうちは「1日中PCに張り付いて何をしているのか?」というような目で見られることもあります。

そのため、社長及び役員から「何故RPA化をするのか」を全社に浸透させ、RPA業務に集中できる環境作り、会社全体としてバックアップする体制を設けることが必要になってきます。




全社を上げて取り組み、協力体制を仰ぐことでRPAプロジェクトは成功に導かれます。


今回のコラムを参考にしてRPA化に取り組んでいただければ幸いです。





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