評価制度を導入すると業績が上がる?
2024年02月26日
G cube partnersの島田です。
前回のコラムでは
会社と評価制度に関しては以下の3つのレベルがあること
・レベル1:評価制度が無いもしくは曖昧で従業員の目標へのコミットメントが甘い状態
・レベル2:評価制度が明確で目標設定→実行→修正→目標設定のPDCAが毎月回っており、数字へのコミットメントができている状態(ただし、インセンティブ中心の体制)
・レベル3:理念浸透がされていて数字実績が給料に直結しなくてもコミットメントができている
そしてレベル1の会社は給料直結型でも良いので、まず評価制度の内容を明確にした方が良いこと
以上について記載をしました。
今回のコラムでは上記のレベル1の会社が評価制度を導入すると何故業績アップに繋がるかについて記載します。
①目標が明確になり、給料に直結するから
これはある意味当たり前ですがとても重要なことです。
社長としては部門や個々人に目標を設けているし、従業員にも日頃その目標を伝えていると思います。
しかし「何でもかんでも頑張れ」と伝えるだけでは実質何に集中して頑張れば良いのかも不明瞭になるので、評価制度を通じて頑張るポイントの選択と集中をすることが大切となります。
また、自分の給料に直結しない場合は目標に対する意識やコミットメントが弱くなります。
インセンティブ制度は諸刃の剣の側面もありますが、まずはこの段階から始めると良いでしょう。
②他人事ではなく自分事になるから
①と似たところではありますが、給料直結となることで業績に対しての関心度合いが高くなり自分事のように目標達成意識が高まります。
自分事では無い場合、「会社の目標はあるけど、達成しなくても別にいいや。周りがなんとかしてくれるだろう」という思考が出てきます。
やはり自分事のように考えるためにはそれぞれの個人目標を設け、定期的にチェックをしていくことが必要です。
③理念やクレドの浸透につながるから
理念やクレドに該当する定性評価を作成することで従業員の価値観が揃い、組織の一体化ができます。
従業員にどんな人になってほしいか、会社が求める人物像はどんな人なのかというスタンスを評価することが定性評価です。
・お客様に対してのスタンス
・社内の従業員に対するスタンス
・仕事に対してのスタンス
・コンプライアンスへのスタンス
などが当てはまります。
これは理念にそのまま直結することです。
そのため定性評価で何を重視するかを明文化することで自然と経営理念が浸透するようになります。
④目標を細かく設定し、実績チェックや振り返りをするから
個人的にはこれが最も重要だと考えます。
評価制度は作成して終わりではなく、うまく運用することが必要です。
そしてその運用方法として、毎月の実績の振り返りを行い、それに応じてボーナス指数がどうなるのか、どれだけ給料が変わっていくのかを伝えます。
例えば、定量評価項目に毎月の車検台数、毎月の点検台数、毎月の整備部門粗利のそれぞれ達成率を設け、ボーナス指数がいくら変わるのかを明確にして伝えます。
そうすることで従業員は俄然やる気が出て目標達成をしようと意識を向かうようになります。
評価制度は作成ことと同時に運用することが難しいことですが、これをクリアすることで初めて業績が向上していきます。
評価制度を導入したことない会社にとっては大変なことではありますが、是非できるようになっていきましょう。
いかがでしたでしょうか。
改めてですが、この方法は冒頭のレベル1の会社にとって有効な方法です。
インセンティブ主体にすると弊害が生まれることがありますが、それはまた後の段階で良いです。
評価制度が全く無い段階ではまず早急に作り上げることで会社の業績向上に繋げていきましょう。
今回はここまで。
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