特定技能外国人の四半期面談の所感
2023年03月06日
G Cube Partnersの島田です。
今回は特定技能外国人の四半期面談を行なっている上での所感について記載をします。
特定技能ビザは四半期に一度、登録支援機関が面談をして入国管理局に届け出することが義務付けられています。
その面談内容は職場や生活環境で問題なく過ごせているか、仕事ができているかということを確認するだけなのですが、私たちはそれにプラスしてキャリアアップ面談を独自に行なっています。
そこでは
・身につけたいスキル
・日本語勉強の目標
・給料の目標
・資格の目標
・役職の目標
・家族の計画
など、日本にいるうちの目標を聞くようにし、記録を残しています。
そして、このキャリアアップ面談を行なっていると、それぞれの会社が外国人人材に対してどれだけ真剣に向き合っているのかがよくわかります。
真剣に向き合っている会社では
・日本語試験の合格に向けて日本語でコミュニケーションを取ってアシストしている
・整備士資格の取得に向けて率先して手配をしてあげている
・日々の仕事において、次に何を目標とすれば良いのか適切な試練を与えている
・休日に近くにある日本の名所を案内してあげている
・定期的に食事会をしている
・飲食店に一緒に行って日本のサービス精神やおもてなし精神を体感させている
といったように、日本の文化を伝えたり、その人の人間力が上がるように育成をしています。
ところが、あまり向き合っていない会社では、その人材をただの作業員のように捉えており、その人の将来のことを何も考えていない素振りが見受けられます。
そういった会社は外国人に限らず離職率が高い傾向にあります。
母国から離れて、母国語でコミュニケーションを取れないというストレスもかかり、海外の生活環境に慣れていないということが毎日あるため、それぞれの会社の上司や従業員がケアをしてあげなければなりません。
もちろん、我々登録支援機関はその都度本人達から相談に乗れる体制を作り上げていますが、やはり一番のケアは毎日職場で会う現場の従業員たちにしていただかなければなりません。
・日本にいる５年間でどうなってほしいのか
・仕事ではどうなって欲しいのか
・自社で働いているうちはどのような人間力を身につけて欲しいのか
・日々の生活でどんなことを意識していれば良いのか
・日本にいるうちに何を学んでいって欲しいのか
こういった目線で、彼らの今後の人生までも含めた育成をしてあげるようにして欲しいと思います。
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