リーダーに必要な５つの気

2024年09月16日

＜第74回＞

Ｇ cube partners の青野です。

９月も半ばだというのに暑い日が続きますね。

今回は「リーダーに必要な５つの気」について書いてみたいと思います。

私は物流業の方々向けにコンサルティングや研修を行うことを主として生業としており、社長、取締役へはコンサルティングやアドバイス、営業所長やセンター長といった管理職の方々へはマネジメント研修やテクニカルな内容の講義や業務高度化のための改善推進サポートなどを行っています。

先日、ある会社でセンター長研修で「リーダーに必要な５つの気」と「フォロワーに必要な５つのスタンス」をお伝えしたのですが思いのほか、センター長の方々の反応が強かったので少し驚きました。

それぞれ項目は以下の通りです。

《リーダーに必要な５つの気》
　・やる気
　・元気
　・負けん気
　・根気
　・勇気

《フォロワーに必要な５つのスタンス》
　・自主
　・自立
　・好奇心
　・探求心
　・協調

それぞれについての説明は割愛させていただきますが、講義後のグループディスカッションで、この「リーダーに必要な５つの気」と「フォロワーに必要な５つのスタンス」はそれぞれの役割を果たす上でとても重要だという声が各グループで上がり、センター長それぞれが自身のスタンスや「気」について振り返り、また、他のセンター長とのディスカッションでも互いに、それぞれの「気」について、どのようなときにその「気」を発揮すべきかなど活発な意見交換が行わていました。

ベテランセンター長は他のセンター長から「やる気」「元気」が以前より弱まってるんじゃないかと突っ込みを入れられたり、３年目のセンター長は静かなる闘志ではないですがいつも落ち着いた雰囲気のところを、もっと「元気」を出していこう、元気が回りに伝わるような言動を敢えて少し大げさに表現していくにはどうしていくべきかというディスカッションもされていました。

新任に近いセンター長は「勇気」が足りないと自省され、ドライバーやセンターのスタッフ、事務所の部下や荷主、協力会社などに対して、しっかりとした信念、ポリシーを持って接することを決意されてました。

キャリアに応じて気になる部分が違ったようですが、非常に有意義なディスカッションになっていました。

もちろん、より大きい成果を上げれるセンター長、管理職になるために不可欠な取り組みについてもたくさんお伝えしましたが、実行力、実行度合いが低いと成果に繋がりません。

テクニックも大事ですが、やはりしっかりとした強い「気持ち」「スタンス」が根底にあって初めて組織も変わり、成果にも繋がっていきます。

管理職や人の上に立つ人たちには備わっていて当たり前だと思われる「気持ち」や「スタンス」ですが改めて確認してみるのは、とても良いことだと思います。

管理職への確認が済んだら、その人の率いる組織に上記の「気持ち」「スタンス」が組織風土として備わっているかを確認すると良いと思います。

そうして上の方から順繰りに芯まで浸透し、備わった組織にしていきたいですね。

今回はここまで。

〜自分のために､相手の立場に立って､最後の一念で良い仕事をし､大きな成果をあげよう！〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう！〜

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