マネージャーとプレイヤー
2023年05月22日
<第51回>
G cube partners の青野です。
今回は「マネージャーとプレイヤー」について書いてみたいと思います。
いきなりですが、マネージャーとは言うまでもなく「管理する人」のことですよね。
対してプレイヤーは「自らが業務を遂行する人」のことです。
皆さんの会社では管理職をどのように選定していますか?
プレイヤーとマネージャーとでは求められる役割がまったく異なります。
◆プレイヤーの役割
・自身を鍛える、伸ばす努力を厭わず、怠らない
・目標を明確に認識し、与えられた業務を遂行する
・自身の業務・成果を管理する
・自身の成果・成長に応じて評価される
◆マネージャーの役割
・業務環境を整え、相手を伸ばす努力を厭わず、怠らない
・目標を明確に共有し、相手(部下)に業務を提供する
・相手(部下)の業務・成果を管理する
・部やチームの成果・成長に応じて評価される
上記のように自身の成果にフォーカスして仕事をする、成果を追求するのがプレイヤーで、部署、部門全体を見て相手(部下)のそれぞれの成果を追求し、全体目標を達成させるのがマネージャーです。
よく言われることですがプレイヤーとして成果が上げられた人が良いマネージャーになれるとは限りません。
年齢や経験ももちろん必要でしょうが何より人に成果を上げさせる、サポートできる、成長させることが好きな人でないとマネージャーとして責務を果たすことは難しいと思います。
社歴が長いからとか、その業務の経験が長いからという理由「だけ」でマネージャーにしてしまっている会社さんはマネジメントがあまり機能せず、苦労していることが多いようです。
自分自身の仕事はしっかりやれて成果を上げることが出来る人でも、人の面倒を見るのは苦手という人は意外と多いと思います。
また、個人としての成果を上げてくれる、社歴も長いということで報奨的にマネージャーにしているという会社さんもあるようです。
皆さんの会社ではいかがですか?
私はこのような状態はダメだと思います。
また、管理職、マネージャーの方々に「管理」とは何か、「管理職」とは何を行うことかと質問すると明確な答えが返ってくることもあまりなく、明確なイメージや役割を認識せずにマネージャー職を担っている方が多いのも事実です。
これは本人が悪いわけでは無く、マネージャーとして求められること、やらなければならないことをしっかり定義、教育もせず、いきなりマネージャーを任せてしまっている会社の責任です。
(もちろんご自身でマネジメントをあまり勉強していないという部分では本人の責任もありますが・・・)
本人サイドの問題点としてそもそも他者に関心が薄い人がマネージャーをやっているのも散見されます。
中には放置、放任しておきながら「部下が使えない」「言ってもやらない」などとのたまう方もいます。これでは部下もかわいそうです。
これでは会社にとっても本人にとっても部下にとっても不幸でしょう。
会社としてマネージャーに求める責務、業務などを明確にして本人に伝えることは基本的、且つ、必要不可欠な施策だと思います。
良いマネジメントは一日にして成らず! です。
管理職の皆さんに必要な施策、教育をしっかりと行い、良いマネジメント体制を構築しましょう。
次回以降もマネジメントについてイロイロとお伝えしていきたいと思います。
今回はここまで。
〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜
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