業界未経験の外国人の面接をする際に見るポイント
2021年09月13日
G Cube Partnersの島田です。
前回のコラムでは、異業種から自動車整備士になりたい人が増えている理由などについて記載をしました。
今回のコラムではその続きとして、そのような人材を面接の際にどこを見ると良いのかについてお記載をします。
●面接の際にどこを見て判断すれば良いのか
業界未経験である人材の面接で見るポイントは5つあります。
①3年間日本語の勉強をしてきていたか
②履歴書を用意しているか
③特定技能評価試験は自分の力で応募し、受けたか
④将来の目標を持っているか
⑤途中で辞めて帰国(or転職)する可能性があるか
順番に解説をします。
①3年間日本語の勉強をしてきていたか
面談をしていると、通訳がいないと全く話せないレベルの人もいれば、通訳が全く必要ないレベルの人もいることがわかります。
この差は技能実習として3年間働いている間に毎日勉強してきたのか、ほとんど勉強をしてこなかったかの差です。
過去、面接をしてきて、日本語を上手に話せる人は、
・将来独立をしたい、N1を取る、日本の運転免許を取るなど高い目標を持っている
・毎日youtubeやInstagram、本などで勉強をしている
などの特徴がありました。
中には自分の部屋の壁に手書きで漢字を書いて貼り出し、覚えようとしている人もいました。
このように、どれだけ日本語の勉強をしてきているのかで本気度がわかります。
面接の際には、日本語の勉強をどれぐらいの頻度で、どうやっているかも聞いてみると良いでしょう。
また、日本語検定レベルでN3以上を合格している人であれば、十分にコミュニケーションが取れるため、未経験でも問題が無いと感じています。
②履歴書を用意しているか
外国人にとって日本語で履歴書を作成することはとても大変で難しいことです。
そのため、履歴書をきちんと自分で書いている人は就職先を本気で探しているケースが多いです。
過去の経験から、履歴書が無い人材は直前になって面接をドタキャンするケースもありました。
私たちG cube partnersでは、履歴書作成のお手伝いをあえて有料で受けるようにしています。
費用を払ってまで履歴書を書く人も本気度が高いため、あえてこのようなハードルを設けています。
履歴書を自分だけで作ったのか、誰かに依頼して作ったのか、まったく履歴書を用意していのか、は面接の際に聞くと良いでしょう。
③特定技能評価試験は自力で応募し、受験をしたのか
特定技能評価試験は申し込みの手順が煩雑で難しく、自分一人で申し込むことはなかなかハードルが高いものです。
そのため、試験を受けられるようにアシストする業者もいるようですが、中にはその試験を自分だけで応募し受験する人もいます。
このような方は総じて真面目でしっかりしています。
特定技能評価試験は誰かに手伝ってもらったのか、ということも聞いてみると良いでしょう。
④将来の目標を持っているか
これは日本人でも同様ですが、将来の目標を持って仕事に取り組んでいるのか、そうでないのかで仕事の成果はまったく異なってきます。
船井総研の創業者である船井幸雄さんも、やらされて行う仕事の生産性は1だが、自ら目標を持って取り組む仕事は1.6の2乗の生産性となるとルール化をしておりました。
目標を持って取り組む人は吸収するスピードが変わりますので、将来の目標をどのように持っているのかは面接の際に聞くと良いでしょう。
このような人材は周りの従業員や日本人にも刺激を与え、良い影響を及ぼすケースが多いです。
⑤突然会社を辞めて帰国(or転職)する可能性があるか
せっかく採用したのに突然辞めてしまうという事案が発生することがあります。
会社側に原因が無い場合、このように至る原因は家族・恋人であるケースが多いです。
特に多いのは
「結婚をするので本国に帰る」
「彼女(妻)が妊娠したので本国に帰る」
「恋人ができたから近くに転職したい」
といったことです。
もちろんこれらの理由でも、本人が希望する場合は会社として退職を認めないことはできません。
そのため、面接の時には
・上記のようなことが起こる可能性が無いか
・将来結婚は何歳でしたいか
など、将来のことをどれぐらい考えているのかを面接の時に聞いてみると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
特定技能の採用を考えている自動車会社はご参考ください。
株式会社G cube partners
〒104-0045 東京都中央区築地3-14-5 築地備前橋ビル3階
Facebook:https://www.facebook.com/g3partners0508/
お問い合わせはこちら:https://g3-p.co.jp/contact
最新記事
カテゴリー一覧