人間性、人間力の時代
2025年02月17日
<第81回>
G cube partners の青野です。
今回は「人間性。人間力の時代」について書いてみたいと思います。
少し前から「風の時代」とか言われていますね。
占星術で言われていることですが従来の「地の時代」は物や財などを重んじる傾向があるのに対し、現在の風の時代は知性や意識、情報などを重んじるそうです。
つまり、地の時代から風の時代への変化は、「モノ」から「心」へと価値観が変化する時代と捉えることもできます。
風の時代はあくまでも占星術の用語ですが、確かに時代は心を重んじる傾向にあります。
とにかく手段を問わず稼いだもの勝ち、設けたモノ勝ちというのではなく「あり方」「稼ぎ方」が大事になってきているのではないでしょうか。
組織の価値観も何でもかんでも上意下達ということではなく下意上達、つまり、下の者の考えや気持ちが上の者によく通じることがとても重要になっています。
世の中がパワハラや、セクハラなどのハラスメントに敏感になっているのもその表れです。
(行き過ぎたハラスメント対応はどうかとは思いますが・・・。)
また、「人的資本経営」(人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことを重視する経営手法)などが注目されているのもその表れと言えるかもしれません。ビジネスにおいても風の時代の流れにうまく乗ることが大切になってきそうです。
経営トップ、管理職の方々のそういった価値観転換も必要不可欠になっており、自身の考えや想いを押し付け、コミュニケーションを十分に取らずという状態で部下が退職してしまうということも大きな問題です。
特に昨今の人材採用難の時代に既存の優秀やスタッフ辞めさせてしまうなどは管理職、リーダーとしてもってのほかと言っても過言ではありません。
目指すべきゴール(錦の御旗)はブレずに明確にしながらも、そこに至る過程ではそれぞれの階層で十分で丁寧なコミュニケーションを行い、説明時に下意上達を心掛ける意識が大切です。
経営トップや管理職、リーダーのこういったコミュニケーション力、受容力といった人間性、人間力の高低が従来よりも組織の盛衰に大きく影響していることは間違いありません。
「1:1.6:1.6の2乗」のヤル気の法則にもある通り、現場の一スタッフに至るまでの意思疎通、トップの想いの伝達、浸透を従来よりも注力すべきでしょう。
と言っても人間性や、人間力は一朝一夕に高まるものでもありませんので根気強く、継続的な取り組みが必要です。
仕事をするためにはそれに必要な「技術」「知識」研修は不可欠ですが、「心技体」の「心」の部分の教育研修にも従来よりも力を入れていくべきでしょう。
今回は少し抽象的な話になりましたがすべての行動のベースにあるのが「心」のあり様です。
組織の上層部であればあるほど人間性、人間力の高さが必要です。
社内外の関わりにおいて「心」を大切にする比重を高めていきましょう。
今回はここまで。
〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
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