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身口意

2023年08月21日

<第55回>

G cube partners の青野です。


突然ですが皆さん「身口意」ってご存知ですか?

仏教には何万巻もの教えがあるそうですが、究極的には三文字に集約されるそうで、それが「身口意(しんくい)」とのことです。

やること(行動)、言うこと(言葉)、思うこと(心)を 一致させるだけで、人生は思い通りに変えられる。

身口意とは、身体的活動(=身)と言語活動(=口)と精神活動(=意)
真言密教ではこの3つを一致させる修行を行うそうです。

「言行一致」「知行合一」などと同じようなことでしょうか。



例えば、ダイエットができない人は、口では痩せたいと言いながら、心ではダイエットが嫌だと思い、食べる行動をしている。
これが身口意がバラバラな状態の例です。

自分のことは棚に上げて言いますが、これでは成就しないですよね(笑)


順番としては

①ダイエットしようと考える
②ダイエットをしたい、痩せるぞと口にする
 (意識の中に刷り込む)
③食べようとしたときに思い出し、必要以上に食べない

という順番でしょうか。

なかなか思いと動きは一致させにくいとは思いますが密教ではそれを訓練、修行で身につけていくんでしょうね。



会社経営に置き換えると、社長自身が想い(意:理念、価値観)と社内ルール(口:クレド、評価制度)、日々の運用(身:ルールの順守、徹底)の3つを一致させることと言えるでしょうか。

いろんな会社さんにお邪魔させていただいていますがこの3つの一致がなかなか上手く出来ていない会社がたくさんあります。

どこに不具合があるのかがトップに見えている会社は手の打ちようがありますが、少し規模が大きくなってくるとトップに状況が伝わり切っていないことが多くなってくるようです。



<必要確認事項>

①社長の想いと現状のルールが一致しているかどうか
 社内ルールも評価制度も社長の想いが形になったものでなければなりません。
 その一つ一つのルールが社長の想い、価値観に即しているかどうかを今一度確認してみましょう。

②ルールと現場の対応や評価が一致しているかどうか
 ルールが歪曲されている、違った運用がされているという状況はあちらこちらの会社で多く散見されます。
 また、そもそもルールが守られていない、形骸化しているという状況もよく見られます。
 形骸化したルールの運用時にはロスがミスが多く潜んでいます。
 時流や現状に合わせて既存ルールの総点検をしてみるのはとても有意義なことだと思います。



個人も会社も「身口意を一致させる」取り組みを進め、良い会社を創っていきましょう。



 

今回はここまで。



〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜



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