自動車業界2025年初売りの所感

2025年01月14日

G cube partnersの島田です。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

今回のコラムは「自動車業界2025年初売りの所感」です。

これまでの経験上、自動車業界の初売りの結果はその年の1年の業績に大きな影響を与えるほどの重要な位置付けとなっております。

そして今年の初売り結果ですが、

集客は昨年対比９５～１０５％（ただし昨対割れが多い）

成約台数は１００～１０５％（昨対超えが多い）

という感じで全体感としては集客は微減、成約は微増という結果でした。

思い返してみると、一昨年秋頃はBIGモーター問題、昨年はダイハツ不正問題による販売停止の影響で自動車業界への信頼は下がり、2024年前半は集客・成約ともに昨年対比で業績が非常に落ち続けた時でした。

今年の初売り時はその問題から時間も経過し、集客が増えることを予想しておりましたが、集客数は思いの外伸び悩んだという印象です。

しかし、逆に成約台数は昨年よりも伸びている会社が多かったため、温度感が高いお客様が買いに来たという印象です。

・とりあえず車を見に行こう

・安ければなんでも良い

・目玉車狙い（本当に欲しい車種ではない時は買いに来ない）

・10年前のような、明け方から目玉車を買いにならびに来る

というお客様が減り、

・事前調べを入念にしていたお客様が来店した

・本当に欲しい車種を買いに来た

というお客様が増えたと言えます。

軽中古車業界ではN BOXなど軽自動車の中でも特に人気の車種に対しての集客が極端に多い結果となりました。

以前のような、安かろう悪かろうという考え方は支持されなくなってきており、より良いものをじっくり吟味して買いにくるというお客様が増えていることがあらわれた結果となりました。

ここから考えると、今年はより人気のあるいい車を、付帯をきっちり提案して販売するという流れになることが予想されます。

改めて１つ１つの提案力を高めることが営業マンに求められることかと思います。

今回はここまで。

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