今業績が良い中古車販売店とは

2024年05月13日

G cube partnersの島田です。

今回のコラムでは「今業績が良い中古車販売店とは」についてお伝えします。

１～３月の繁忙期が終わり、４～５月のGWが終わりました。

各社の業績を調べていると、今回の繁忙期を終え業績が好調な中古車販売店の特徴がありました。

それはズバリお客様の予算から外れない価格帯の在庫構成を堅持している会社です。

今年も中古車相場は荒れており、

・半導体不足による新車納期遅れ

・メーカーの不正による新車供給不足

・円安による輸出増

・インフレによる車両価格の上昇

これらの要因が重なり中古車の相場も全体的に上がり続けています。

例えば総額50万円の車両も10年前は6～7年落ちだったものが、現在は10年落ちが当たり前となり、会社によっては12年落ちも段々当たり前のようになりつつあります。

このように相場全体が上がると、クレームを恐れ年式や走行距離のグレードを落とさないようにし、結果的に店舗の在庫の平均価格が上がり基調になっているという会社が多くなっていると思います。

しかし、このような状況でも50万円予算のお客様をメインターゲットとし続けている会社は中古車販売の業績が上がり続けています。

（一部会社では今年の繁忙期が過去最高の販売実績だったという会社もありました）

国内全体の時流を見ると格差はどんどん開いていおり、世帯年収300万円以下層はどんどん増えており、今後も増えると予測されています。

このような時流に適応をしてマーケットが拡大をしている層をターゲットとして在庫の維持をすることが、今後も業績を上げ続けるポイントのようです。

販売台数を伸ばし続けるために予算を踏まえた在庫構成をきっちり維持していきましょう。

今回はここまで。

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