実習生の寮に関して注意するべきこと
2021年09月20日
G cube partners のファンと申します。
技能実習生を受け入れている企業は、実習生はいつ問題を起こすか分からないという不安を持たれていることもあるかと思います。
その解決のためには事前に問題に対する対策を知っておくことが必要となります。
特に、技能実習1号(一年目)の時に日本のマナーや規則、寮の使い方などを丁寧に教えることが大切です。
日本に来たばかりの時に一度守るように指導されたことは、その後もずっと習慣となるからです。
最近、私は実習生の寮に関するトラブル対応をたくさん行なってきました。
例えば
- ベトナム人の友達が寮に集まって遅くまで飲み会をして騒音クレームがあったこと
- 燃えるゴミと燃えないゴミを一緒に出したこと
- 部屋を大規模な改装を勝手にしたこと
- 寮に来る友達が勝手に他人の駐車場を使ったこと
このような問題は海外ではあまり起きないことですが、日本ではよく起こりうるトラブル内容です。
また、とある実習生は、缶スプレーで自転車に塗料を塗って、他の住民の外壁と駐車場の床を汚してしまったことがありました。 汚した壁と駐車場の床を改装することになり、トータル60万円がかかりました。
実習生の半年分の給料くらいであり、本人は60万円もかかると思ってもいませんでした。
このようなトラブルが起きないようにはどうすれば良いのか、ポイントを3つ記載します。
1.監理団体に自社独自のマナーや規則を伝える
まず、監理団体に、自社の寮の使い方やマナーなどを伝えておきましょう。
自社で起きそうなトラブル内容を監理団体を通じて伝えることで、現地の送り出し機関での勉強の際に伝えてくれます。
また、技能実習生は来日後、監理団体で1ヶ月間、日本語の勉強とマナー、規則の勉強をすることになっています。
自社で過去に起きたトラブルや想定されるトラブルを監理団体に伝えることで、そのタイミングでマナーなどを教育してくれるかもしれません。
2.寮の規則を作る
寮の規定を明確にしておきましょう。
・友人との飲み会をする場合は何時までしても良いか
・友達が来た場合はどこで車や自転車を停めて良いか
・寮でやっていいこと、やってはいけないこと
・社外の人を宿泊させても良いか、否か
・トイレの規則、食堂の規則、など……..
ちょっと多いかもしれませんが、規定を作ることで、その内容を本人に覚えてもらいます。
また、定められた規則を違反した場合はどんな罰則があるかも決めた方が良いです。 企業に所属した後も継続するように指導しましょう。
3.実習生の中でリーダーを選ぶ
毎日実習生の寮に伺い、チェックすることは難しいため、実習生の中でリーダーを選び、トラブルを起こしたら直ぐ連絡を貰えるようにしましょう。
リーダーを選ぶ際には、年上の人であり、コミュニケーションを取れる人を選んだ方が良いです。
いかがでしたでしょうか。
日本人は人に迷惑をかけないように自らの行動を注意しますが、技能実習生の場合、自分が起こした行動が他人に迷惑をかけたかどうかがわからない人もいます。 迷惑行動がわからないと同じことを繰り返す可能性があります。
東南アジアの実習生は友人同士が集まって飲み会をする習慣も多いです。
もし東南アジアの実習生を採用する際には、必ず規定を作るようにしましょう。
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