10000時間の法則
2023年10月02日
<第57回>
G cube partners の青野です。
皆さん、「10000時間の法則」ってご存知ですか?
これは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要だという主張です。
英国生まれの元新聞記者、マルコム・グラッドウェル氏が『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)(原題:Outliers: The Story of Success)に著し、世に広まりました。
著書でグラッドウェル氏は、ある調査において「エリート演奏家は20歳までに合計で1万時間の練習を積み重ねた」という結果が出たと述べ、大きな成功を収めるには1万時間もの練習が必要だという「1万時間の法則(ten-thousand-hour rule)」の存在を指摘しました。モーツァルトやビル・ゲイツ氏をはじめとした成功者には、大成するまで1万時間の下積み期間があったというのです。
これは私の古巣でも入社時に言われていたことです。
若手が早く一人前になるためにはモノにしたい、なりたい対象を絞り込み、「石の上にも三年」ではないですがその絞り込んだ領域において「3年で12000時間くらい必死で取り組むと世界レベルになる」ということです。
普段の日常生活から軽く出た程度の取り組み(軽負荷)では意味がなく1日のほぼすべての時間を絞り込んだ対象に心血を注ぎなさいという教えです。
3年で12000時間というと1年で4000時間相当です。
「法定労働時間」の年間の上限は約2085時間ですから約2倍くらい働きなさいという教えです。
今の世の中でこのようなことを言うとイロイロと問題が起こってしまいますよね(笑)
当時の私は早く「一人前になりたい」「自立したコンサルタントになりたい」という思いがとても強く、先輩から振られる仕事を中心に、気持ちが折れそうになる時もありつつ、ほんとに必死で仕事に取り組んだものです。
そのお陰がどうかは分かりませんが比較的早い時期から先輩が受注した仕事のメンバーとして動くのではなく、自身で受注した仕事でスケジュールが埋まるようになりました。自立出来たということです。
もちろん、本に取り上げられている大成した人たちとは成果に雲泥の差はありますが、3〜4年の間それこそ心身のありったけを尽くして物事にあたったからこそ会社員として20年間、独立後の10年間を振り返ってみると幸せに過ごせたのだと思います。
「天才!成功する人々の法則」の10000時間と古巣の教えの12000時間には多少の違いはありますが一つのことに徹底的にフォーカスして自身の強み、武器を磨くことはとても有意義なことだと思います。
これは昭和な古い考えではないと思います。
人は何歳からでも成長できます。挑戦する気持ちさえ失わなければ。
新しく何かに取り組み始めた人は、気づいた時から3年で10000時間くらい頑張ってみましょう。
そして、その後も目の前の仕事に真摯に至誠一貫取り組み続けることによってきっとプロレベル、超プロレベルになれるでしょう。
出来ることが増えるとより楽しくなります。また、出来ないことにぶち当たると「どう料理してやろうか」と闘争心が湧いてきます。
それぞれの分野で、そんなプロ、超プロの人たちとコラボが出来たり、想いをカタチにしていく取り組みが出来るとほんとの楽しく幸せだと思います。
そのためにまずは老いも若きも自身をプロ化していきましょう。
今回はここまで。
〜自分のために、相手の立場に立って、最後の一念で良い仕事をし、大きな成果をあげよう!〜
〜全ては自分が起点です。自責の考え方で、感謝の気持ちを忘れずみんなで豊かになろう!〜
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