円安による技能実習生採用・特定技能採用への影響について
2022年09月26日
G cube partners のファンと申します。
今週のコラムは「円安による技能実習生採用・特定技能採用への影響について」です。
現在日本は1ドル143円を超え、円安となっていることはご存知かと思います。(2022年9月26日時点)
ベトナムの送り出し機関からの情報によれば、この円安の影響により日本で就労している外国人及び日本で就労したいというベトナム人が減っているそうです。
実際、2022年1月頃のベトナムとの為替レートは、10,000円=2,100,000ドンでしたが、現在の為替レートでは10,000円=1,630,000ドンとなり、この9ヶ月間で対ベトナムでも23%ほど円の価値が下がっていることになります。
そのため、日本で働いているベトナム人の中には、現在の日本ではあまり稼ぐことができなくなったため母国に帰るという選択をする人も増えています。
また、現在ベトナムに住んでいる人にとって、日本円が安くなったために日本ではなく韓国・台湾・シンガポールを就労先として選ぶ人が増えており、外国人から見ると日本で働くことへの魅力が落ちてしまっている状況です。
2022年2月~3月頃にベトナムから実習生を採用する場合、基本給16万円~17万円であれば応募者がいましたが、現在は同等の給料では応募者がなかなか集まらないそうです。
同時期に特定技能外国人を採用する場合には、基本給18万円~19万円で、さらに残業があれば応募する人がいましたが、現在では同等の給料では応募者が集まりにくい状況です。
これから求職者の応募を集めるためには実習生の場合は基本給18万円〜19万円、特定技能の場合は基本給20万円ぐらいが必要な状況と言えます。
日本国内でも急激なインフレが起きていますが、外国人だけではなく日本人も含めて、従業員の給料の見直すことが必要な時期に来ていると感じます。
株式会社G cube partners
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